miketra_2008

ミケトラ Ride ☆**

SSDT

15 May

5/10最終日の土曜日

ジョンさんに最後のお礼のご挨拶に、パドックへ。

ジョンさん曰く。
今年は雨も多くとてもウェットで、苔が膨らんで大変ハードなSIX DAYSだったよ。
特に、SIX DAYSは、特別なノウハウが必要で、ライダーがムーアの走り方を知っているか知らないかで、大きな違いが出る、とても特別な大会です。
今年は、コンディションがたいへん悪かったので、
初挑戦には良くないチャンスを選んでしまったね。
晴れ間がある時は、もっと簡単なんです。
次回は、SIX DAYSの要領が分かっているから、ずっと楽に走れます。
今回の条件で、初めてのSIX DAYSを4日間を走ったことは、素晴らしいことです。
あなたはよく頑張った!
KANJIがまたチャレンジするなら、また私達もサポートします!
と言ってくださいました。

本当に最初から最後まで、きめ細やかで情熱的な、
素晴らしいサポートをしていただいたことは、とても幸せでした。

(師匠の堪能な英語力を持ってしても)
全ての感謝を言葉で伝える術がありませんでしたが、
ジョンさんの熱い気持ちが我々に感動を与えてくれた様に、
師匠の気持ちも十分に伝わった様でした。
良かった。

それにしても、ジョン・ランプキンさんはとーっても素敵な方でした。
奥様も優しくて、メカニックやその他スタッフの皆さんも、
とっても親切にしてくださって、BETA UKは最高のチームでした!

最後に一緒に記念撮影。
2014-05-10-14-32-31

また表彰式で会いましょう。とお別れ。

その後、フォートウィリアムの街中にある最終セクションを見学。
おー、これがあの壁際のセクション。
トライする選手を見ていると、まるで馬に乗って障害物を越えているような動きです。

ムーアの移動などスピードが必要な所ではとことんぶっ飛ばし、
沢のセクションではしっかりスピードを抑えて、
一つ一つのギャップを丁寧に越えつつ、前へ前へ。
こちらの選手は、加速と減速のメリハリがはっきりしてます。
マシンをコントロールするって、こういう事なんだろうな。

女性ライダーの走りも見ました。
やはりトップクラスの方々の走りはパワプルで安定してます。
体格もいいです。

総体的に、どんな人を見てもこちらの人は、足腰が強いです。
日本人の頭でっかちのアンバランスとは違って、
頭は小さく、肩と腰がドッシリしていて、激しいスポーツに向いた体格。
羨ましい限り。

最終セクションをじっくり見学して、表彰式が始まる夜21:30まで時間があるので、
帰国のための荷物のパッキングとキャラバンの掃除をすることに。
明日のチェックアウトは10時。
午前中に病院にも行くので、片付けは今の内に済ませておかなければ。

師匠は右手が使えないので不自由。
監督してもらって、私が主にパッキング。

ヘルメットと炊飯土鍋を一緒にハードケースに丁寧に収め、
こちらはトライアルグッズで一杯に。
その他の着替えなどはソフトケースに。
頂いたウィスキーなど割れ物があるので、
隙間という隙間をウェアやソックスなどで埋め尽くします。
(飛行機に預けますが、行きも帰りも割れた物はありませんでした)

濡れてるブーツや、工具、カッパ、履き替え用の普段靴など、
投げられても大丈夫なものを、デグナーの筒型防水バッグにパッキング。
帰りの荷造り用に、畳んで持って来ていたバッグです。
パンパンに詰めて、ロープで締め上げて完成。
これで一つ荷物が増えましたが、
その他の荷物は、来た時と同じでスッキリ収まり、飛行機の荷物制限をクリア。

夜は表彰式に行きました。

この辺りまで、グラスゴー国際空港で書いてた記録。
表彰式も、それはそれは素晴らしかったです。
続きはこれから書きます。
写真もそろそろ。

p.s.
現地で、みなさんからのコメントは読み込めるけど、
こちらからのUPが捗らない通信状態でしたので、
お返事が遅くなってすみませんでした。
15 May

5/9金曜日

先日、失格になってしまったので、すでにゼッケンが外されているはずのマシン。
パドックに引き上げに行ったら、出遅れたために時すでに遅しで、
BETAのパドックで綺麗になっていました。

自分でパルクフェルメから出さないといけなかったと思うのですが、
ジョンさん達にお手数かけてしまいました。

使わずに保管していた純正部品はお返ししました。
日本から持参して交換していたパーツや、ガムテープで貼りまくったシートやゴムチューブ、
あらかじめお願いしてオプションで装備してもらっていた部品なども、
外して袋に詰めて下さっていたので、たいへん助かりました。
師匠の手が不自由だと思って、片付けを全てして下さっていたのです。

ジョンさんが、師匠の手を気遣ってくださり、
僕も以前、SIX DAYSに出場した時に、一度、手首を骨折して、
泣きそうになりながら帰って来たよ。
あの時は痛かった。不運にも、時々、そういうアクシデントがありますね。
今回のSIX DAYSはコンディションが悪くて大変だから、走り続けただけで素晴らしいよ。
KANJIよく頑張った。いいライダーだ!
と言って下さいました。
ほんとジョンさん優しいなぁ。

ところでKANJIは何歳?
とジョンさんに聞かれ、実は…67歳です。と答えると、
えーっ、そうなの!?
私は今、50歳だけど、同じくらいだと思ってた!
それは知らなかったよ!!
と、驚愕。
師匠は嬉しそうに、
そうそう、51歳です♪
って言ってました。
ジョンさんホントに驚いて、目が点になってました(笑)

その後、失格となったため外されて回収されたゼッケンをもらうため、
ベンネビスホテルのSSDT本部に行ったら、
ウィスキーや本などを、これも記念にといただきました。
そして、表彰式にもぜひ来て下さいね!と言っていただきました。

金曜の夜は、師匠も4日間とケガの疲れがピークで、早々と就寝。
私は、とにかく応援して下さったみなさんに報告をと、
木曜日の顛末を書いたけど、やはり通信状況が悪くて、
多分ブログUPできないまま、ギブアップして寝てしまった気がします。
どうだったっけ。もう記憶が飛んでます。
15 May

DAY4の其の後

回顧録になってしまいましたが、SSDTの続き。
5/8 木曜日

2度目のタイムオーバーで最終日となった木曜、走行中に溝を越え損ねてハンドルが切れ込み、
転倒して、起きたら指が挟まってたとかで、師匠が負傷して帰って来ていたので、
ゴールした後、フォートウィリアムのベルフォード病院に行きました。

縦の傷を8針縫ってもらいましたが、傷を負った後も走り続けていたため、
横に開いた傷口は、腫れと開き具合がひどくて縫えないらしく、
翌日の夜にまた病院に来て、縫ってもらうことになりました。

なかなか激しい状態ですが、指も動くし、感覚もあるので、
先生に、君はラッキーだったよ、と言われました。
これで走り続けたなんてクレイジーだ…とまで言われてましたが。
師匠は、このくらい大丈夫と言って、笑って受け止めてました。
私も笑うしかないし、お医者さんも笑ってた。

写真をとって欲しいと師匠に言われたので、気は進まないけど撮りました。
手元のアップもあるけど、エグイので載せません(ノ_<)
ムーアの泥で汚れているので、縫う前に傷口を歯ブラシで掃除されてます。
ちゃんと麻酔きいてます。貴重?な異国での治療体験。
2014-05-08-19-40-10
でも、あまり拡大しない方がいいですよ。


お医者さんが優しくて、手際良く、リラックスして処置してもらいました。
手を吊り下げられて、心臓より上をキープ!
寝る時も、何か高い位置にある壁掛けフックかカーテンレールに吊り下げて寝てください。
また明日の晩に来てね、薬は絶対に忘れず飲むこと!と言われ、お薬もらって病院を後に。

本人は、もし2度目のタイムオーバーでなかったら、
縫ってもらって明日も走るつもりで帰ってきたと言ってましたが。残念。
というか、よくこの酷い傷口を見てそう思ったもんだ。
これだけひどいのに、また乗ったら指が死ぬわ。
どのみちドクターストップですよf^_^;

そんな具合で、タイムオーバーが惜しい感じでありました。
SSDTは6日間完走してこそ栄誉ですが、
師匠の年齢にして初挑戦ということを考えると、
DAY1〜DAY4の毎日をフィニッシュしただけで、
上出来の結果だということで。

ムーアの走り方はほぼマスターしたそうで、
今日は2回ほどはまったけど、自力で脱出できたらしい。
また次回チャレンジできたら、きっともっと楽に走れるでしょう。
ムーアで泥だらけの装備一式。
2014-05-09-17-16-52
それでも木曜日は、あまり泥がついてなかった。
オンタイムで帰ってくるライダーでも、このくらいはドロンコになってます。
師匠もムーアが走れるようになっていたのにね。残念。

今日一番大変だったのは、ゴロゴロ石でガタガタの下り道が延々と続いたことだったそう。
頭が上がらないくらいに首が痛くなって、何度も休憩したとか。
それが木曜日のタイムオーバーの大きな原因でした。
ハンドルの長さを調整せず、ちょっと広すぎるノーマルで乗ってしまったことも災いしたかも。
日本に帰ったら、首の筋トレすると言ってます。

2度目のタイムオーバーでなければ、6日間走り切るつもりだった。
きっとやれたと思う。
最終日のパイプラインと、家の横の最終セクションは走りたかったなぁー
しかし、SSDTに挑戦してよかった!
トライアル発祥の地、スコットランドで素晴らしい世界を体験することができて、
自分のトライアル人生の中で最高の思い出ができた!
全てに感謝!

と言ってました。

これは木曜日のこと。
書きかけでUP出来ずにいた記事その1でした。


その後、
結局、金曜の夜にも腫れが治まらず、
帰るまで洗浄とドレス(傷口を覆うシートと包帯)の交換だけ繰り返して、
日本に帰ったらすぐ病院に行って下さいと言われて帰って来ました。

現地の病院で、たいへん驚いたことが一つ。
エマージェンシーの場合はノーチャージ!とのことで、
ベルフォード病院に3回通い、飛行機に乗る前にグラスゴーの王立病院にも行って
処置してもらったけど、すべて無料でした!!
受付の方もお医者さんも、みなさんとっても丁寧で優しかったです。
すごいぞUK!
これなら高い税金払っても納得。(どうなってるんだ日本!)

(ちなみに指は、日本で今日5/14縫合できて落ち着きました。もちろん有料)

現地の病院にかかったのも貴重な体験になり、妙に満足げな師匠でした。
みなさん優しくて良かった。
14 May

ひとまず、帰国のご報告と応援のお礼まで。

皆様、応援ありがとうございました!
元気に帰国しました。

言い換えれば、あー帰って来てしまったf^_^;
と言うくらい、
素晴らしいSSDTの旅でした!

私は時差ボケまったく無く、いたってピンピンしてます。
師匠も快調らしいです。

コメントくださった皆様に、少しづつお返事書きかけています。

SSDT後半は、通信状況が悪かったり、
なかなか落ち着いて書く間がなかったりでした。

書きかけた記事も残っているので、写真も一緒にぼちぼちUPしたいと思います(^o^)/
10 May

師匠より、応援してくださった皆様へ

師匠より、応援してくださった皆様へ

*****

みなさん、応援ありがとうございました!
本当に、みなさんの応援が力になりました。

SSDT、夢で終わるかと思っていましたが、この歳になって夢が叶い、
トライアル発祥の地であるスコットランドの、荒涼とした、
過酷な大自然を走ることが出来ました。

トライアルの真髄である、体力・知力・自分の持てるもの全てを尽くさないと走りきれないSSDTは、本当に、素晴らしいものだと感動しました。

もう少し若い時に挑戦できていれば、と思いましたが、
この歳で挑戦し、4日間を走り切れたことは、これからの自分にとって大きな力となりました。

そして、トライアルの仲間がいてくれてこそ、出来たことだと思います。
4日間、自分なりによく走り切れたものだと思っています。

トライアルの原点に触れることができ、そして、この地方のおおらかな心を持った人達と、壮大な自然風土に包まれて走れたことにも、満足しています。

今は疲れがピークですが、体を少し休めて、またみなさんと一緒に、
まだまだトライアルを楽しみたいと思います!

本当に、みなさんありがとう!!
See you!

河野完次

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